清水焼窯元岡山陶仙作の新作、露草（ツユクサ）のデミタスカップです。初夏から秋にかけて咲く露草は雑草と一括りにされる方も多いですが、万葉集の頃から出てくるなじみ深い花です。露草は朝露とともに咲く所からこの名前があります。

描かれた露草の花は陶仙作の草花のシリーズの中でも群を抜いてすばらしく細かい筆致と優しい色使いで描いてあります。涼しげな夏らしい露草の花は絵付けも清楚かつ上品で白い器と青い花弁が大変マッチしています。

形状はデミタスサイズですので、手にもつと驚くほどの小ささです。（私ならとてもこの分量じゃ足りません）
デミタスカップの類は需要は有るのですが、あまり種類も多くなくいつもお客様に満足して買って頂く物が少ない気がします。値段も手頃ですし、特にオススメさせて頂ける逸品です。


陶歴　　陶仙窯　岡山純三

昭和22年京都生まれ京都市立日吉ヶ丘高校陶芸科卒、市立工業試験場、府立陶工
訓練所修了後家業を継ぐ当窯の先代はひねり成形を主とし当代はロクロ成形で一
般的な雑器を中心に現代的な感覚で使い易く価格も手頃な商品を目指しています。
平成8年伝統工芸士認定 97年京都デザイン優品展入選。