清水焼京焼の青窯会の窯元岡山陶仙作のデミタスカップです。珍しい非常に小ぶりのデミタスカップにはこれまた珍しいハイビスカスの絵が描かれています。
一見、ムクゲ（むくげ）の花にも似ていますが、赤が下絵だと綺麗に発色しないので、そう見えるかも知れません。

常夏のハイビスカスの花は写実的で淡い水彩画のようにピンクや黄色を使って描かれています。デミタスカップの正面に満開のが一輪、皿の方にはつぼみがいくつか。また白地の合間から緑が見えるので粉引の器であるとわかります。

手に持ってみました。とても小さくイタリアのエスプレッソを飲むための器ほどしかありません。上品な女性にピッタリです。（デミタスカップは需要はあるのですが種類はそれほど多くありません）

絵柄はこれ以外にもリンドウやすみれ、露草、ラベンダーなどマイナーな花が多いです。 またお好きな花がありましたらそれを絵付けして差し上げます。

陶歴　　陶仙窯　岡山純三

昭和22年京都生まれ京都市立日吉ヶ丘高校陶芸科卒、市立工業試験場、府立陶工
訓練所修了後家業を継ぐ当窯の先代はひねり成形を主とし当代はロクロ成形で一
般的な雑器を中心に現代的な感覚で使い易く価格も手頃な商品を目指しています。
平成8年伝統工芸士認定 97年京都デザイン優品展入選。