清水焼団地の谷口正典先生の干支の置物 子(ねずみ)です。
ねずみの肌の質感を白釉こと、白マットで表現。この釉薬は先代の良三先生も好んで使われた釉薬です。
全体的に丸っこい造形は、現代人の生活から床の間が消えつつあるので、和洋どちらのスタイルでも合わせやすいようにあえて抽象的な形で干支のねずみを捉えたということです。
白釉も単味でかけるのではなく、透明性の強い釉薬を掛け流したことから混ざり合う釉調も見所の一つです。
鼻を突き出し、上を見上げたネズミの姿は未来志向と言うことでしょうか。勇気づけられます。
汚れ防止のために底にはスポンジシールが三箇所にはってあります。真ん中の穴は合わせ型でつくった時の名残です。
写真ではわかりにくいですが、唯一両目だけ、上絵で本金が塗られています。
数あるネズミの中でも白いネズミは大黒さんなどの神の使い。干支のねずみを飾って縁起を担ぎ、平成二十年、戊子歳、幸多き年になりますように。
作者の言葉
平成二十年は一白水星戊子歳となります。戊は草木が盛大に伸びる状態を意味して、一白は物事の始まりで、一度白紙に戻して一から出直す意味があります。十二支の始まりのねずみはあとの干支の引き立て役であるので落ち着きと幸せを呼び寄せる姿を愛らしく表現しました。
座右に置いて頂ければ幸いです。
平成二十年一月
◆商品番号 572 谷口正典作 干支子 置物 (白)
寸法 縦13.5cm×横10.5cm×高さ10.7cm 重さ570g 木箱付
※手作りですので形や色、大きさは1つ1つ異なります。
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陶歴
谷口正典
1954年 京都五条坂に生まれる
1976年 大阪芸術大学卒業
・工美展、関西展、京都入選、日展初出品初入選
1977年 市立工業試験場専攻科修了、陶芸家谷口良三に師事
1979年 工美展招待作品「尖」京都府買い上げ
・第一回日本新工芸展入選
1981年 中国研修旅行
1982年 全関西美術展、第二席受賞
・第4回日本新工芸展、読売テレビ放送賞受賞
1983年 第5回日本新工芸展、読売テレビ大阪本社賞受賞
・岡山明日香画廊にて二人展開催
1984年 第6回日本新工芸展、読売テレビ大阪本社賞受賞
1985年 全関西美術展、第二席受賞
1986年 京展あかね賞受賞、第12回箱根彫刻の森美術館
・明日を開く日本新工芸展奨励賞受賞、銀座三越にて初個展
・’86美濃国際陶芸展入選
1987年 京都府工芸美術作家協会展、奨励賞受賞
・第9回日本新工芸展、作品「水の調」、外務省買い上げ
1988年 第10回日本新工芸展、作品「濤」会長賞受賞
・日本新工芸オーストラリア展出品
1990年 京展あかね賞受賞、京都府工芸美術作家協会展
・府立文化芸術会館長賞受賞、銀座三越にて2回目個展
・高砂市、蕃画廊にて個展
1991年 日本新工芸展、京都市長賞
1992年 第14回日本新工芸展審査員
1994年 京都大丸個展
1995年 ぎゃらりい おくむら個展
1996年 第18回日本新工芸展審査委員 ギャルリー和田個展
・全関西審査員
京展あかね賞受賞
・第19回日本新工芸展、京都商工会議所会頭賞受賞
2000年 京都新鋭美術選抜展出品 京都市美術館
第23回 日本新工芸展、京都府知事賞受賞
2002年 日本橋三越本店にて初個展、日本新工芸展審査員
第24回日本新工芸展会員佳作賞受賞
第34回日展京都展、京都新聞社賞受賞
2004年 第26回日本新工芸展会員賞受賞 ギャラリー和田個展
愛媛県新居浜市立郷土美術館にて谷口淳一、正典二人展開催
2005年 日本橋三越本店にて個展
日展会友 日本新工芸展評議員
京都府工芸美術作家協会会員
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